スポーツ障害
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今回はスポーツ障害に関して詳しくご紹介していきます。まずご自身やお子さん、周りの方にこのような症状で悩まれている方はいないでしょうか?
ジョギングやランニング中の膝の痛み
ジャンプをするときの腰の痛み
腕を上げたり回すときの肩の痛み
運動中や後の様々な箇所の痛み
打撲や捻挫、骨折など
上記の5つのうち1つでも当てはまれば、「スポーツ障害」による痛みの可能性が考えられます。結構身近にある症状でスポーツをしている方だけではなく、何度も繰り返し同じ動きや負荷がかける事のある方にも起こりえる障害です。
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そもそもスポーツ障害とは?当院の考え
スポーツ傷害には、スポーツによる運動器の外傷(スポーツ外傷)とスポーツを続けることで起きる身体の障害(スポーツ障害)があります。
スポーツ障害は、別名overuse syndromeとも言い、使いすぎが原因です。継続的にスポーツ等で同じ運動を続けていると、1度の負荷がそれ程大きな負荷ではなくても、同じ部位に繰り返して負荷が加わることになります。
そうした部位はほかの部位に比べ、骨折や炎症を起こしやすくなります。そしてこれはスポーツ選手だけでなく、部活などを行なっている成長期の子供にもよく見られます。症状はスポーツにより様々で、スポーツ障害には疲労骨折、シンスプリント、野球肘・テニス肘、jumper’s knee、関節の変形などが含まれます。一方、運動中人とぶつかったり、捻ったりした場合など1回の強い外力によって起こる骨折、捻挫、半月板や靱帯損傷等はスポーツ外傷に含まれます。
また、スポーツ障害には再発が多いのが特徴としてあります。身体の使い方に癖がついており、治っても同じような身体の使い方で練習すると再び同じ怪我をします。道具が自分に合っているか、身体の使い方が正しいかなど細かい所を見直していかなければ根本解決にはならない怪我です。 -
スポーツ障害を放っておくとどうなるのか
スポーツ障害は成長期に多いものであり、放置してしまうと成長に影響が生じたり、大人になっても症状が続いて中々痛みが取れずにいる事も多いです。野球などのスポーツ時やジムなどの運動で痛みが出たり酷ければ日常生活にも悪影響を及ぼしてしまうこともあるため注意が必要です。
スポーツ障害にも色々あり、腰痛であれば腰椎分離症が多いです。
基本的に腰椎が分離しているだけでは症状が出るケースは少なく腰椎が分離をおこしてすべりが起こると腰に痛みが出たり、痺れが出る事が多いです。放っておくと脊柱管狭窄症になるケースがあり、重症化してしまうと日常生活もままならず歩くだけでも痛みが強く出てしばらく休まなければ歩き出せないという様な症状が出てしまいますので腰に掛かる負担を減らすストレッチなどで筋肉を柔らかくしていく事が必要になります。重症化しない様に早期に治療をしていきましょう。 -
スポーツ障害にはどんな施術メニューがおすすめですか?
スポーツ障害に対する施術として、疼痛を認め炎症が起こっているというイメージで考えます。
炎症は、組織が破壊された結果、炎症が起こっている部位で産生される、ATPやブラジキニンなどの発痛物質などが放出され、自発痛が発生します。さらに傷がついたことを感じ取る侵害受容器の過敏化によって痛覚が過敏になり、疼痛を引き起こします。
この物質の放出を抑えるために当院ではまず、自発痛軽減と熱感等があった場合を考え、患部にアイシングをします。アイシングは保冷剤などを使うと凍傷を引き起こす可能性がある為、できる限り氷を使用します。また直接当てるのでは無く、薄手のタオルなどで包んでから患部に当てます。更に当院で設置しているインテレクトという低周波治療器を用いて患部に電流を流していきます。この電流は強ければいいのではなく、患者様が痛気持ちいいと感じる程度で流します。
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その施術を受けるとどう軽減するのか
患部にアイシングをすることで、炎症が起こっている部位で産生される、ATPやブラジキニンなどの疼痛の原因となる発痛物質の放出を抑えることが出来るため、疼痛を発生しづらくすることができます。
また、発痛物質が放出されることで、傷がついたことを感じ取る侵害受容器が発痛物質を受け取ることが無くなるため、受容器の働きが鈍くなり、結果的に疼痛を引きおこしづらくなります。その他にもアイシングには色々なメリットがあり、急性炎症や内出血、浮腫などの発生を抑え、炎症を引き起こしている部位の回復が早まることも期待できます。
患部にインテレクトという低周波治療器で電流を流すことで、波形がダイレクトに患部に伝わる為、痛みを抑えることが期待出来ます。またこの電流を流すことで、低周波の刺激と、高いマッサージ効果によって、筋肉を縮めたり緩めたりするポンプ作用で血液の流れをスムーズにすることができ、筋肉の疲労などを緩和することが可能だと考えます。
さらにインテレクトではマイクロカレントモードがあるため、この電流を流すことで更に損傷部位や疼痛を引き起こしている患部に回復の促進をもたらし、少しでも早いスポーツ障害の改善を望めると思います。
改善するための通院(施術)頻度は?
スポーツ障害の治療ですが、やはり1度やっただけでは改善するものではありません。使い続け蓄積された症状がほとんどで慢性的なものが多いので、定期的に治療していく必要があります。理想は毎日ご来院して頂きその都度治療していくのが、一番早く改善へと繋がります。しかし、お仕事や学校、部活などで忙しい。という方も多いかと思われます。そういう方は週2~3回ほどを目安にして頂いています。施術時間も30分かからずに行えますので、合間をぬって少しでも早い改善に向けて治療していきましょう。