自律神経
胃の調子が悪い
気候の変化に弱い
寝てもスッキリとしない
肩こりや腰痛がなかなか治らない
顔もしくな手足だけ汗をかく
などの原因は分からないけれど様々な症状が続いている場合は、もしかすると自律神経に影響が出ているのかもしれません。いわゆる「自律神経失調症」です。自律神経失調症とは、不規則な生活習慣やストレスなどに影響されることで、身体をコントロールしている自律神経のバランスが乱れることよって起きる不調です。現在、ストレスの多い社会で生きる日本人の約5%がかかっていると言われています。
自律神経失調症に対する自院の考え
自律神経失調症は、そもそも疾患ではなく身体の状態のことを表す言葉だと思います。なぜなら骨折や脱臼には固有症状というものがあります。この固有症状を元に診断名が着くのが一般的ですが自律神経失調症には固有症状といった、はっきりしたものが無いからです。はっきりしたもので無ければ以下の症状が見られると考えます。
○緊張しやすく、心が落ち着かない
○倦怠感がでやすい
○消化機能が低下することによる、胃痛や腹部の不快感
○筋緊張の継続による肩こり、腰痛
など。
このように症状は多種多様です。自律神経は交感神経であるため集中力が高い状態です。この状態が続くと副交感神経が優位な状態で見られるリラックス状態や、消化管の運動が起こりづらくなります。また先程も述べたように、固有症状というものが無い為に、いつものストレス状態と大差ないと思い込んでしまい放っておきがちなのも事実です。自律神経のバランスが崩れる直接的な原因は正直不明ですが、違和感を感じた場合は年齢や思い込みに左右されず普段通っている医療機関に相談すべきだと考えます。
自律神経の不調を放っておくとどうなるのか
自律神経失調症になると、特に原因が思い当たらないのに様々な症状が現れます。
身体的な症状であれば…
慢性的な疲労、だるさ、めまい、偏頭痛、動悸、ほてり、不眠、便秘、 下痢、微熱、耳鳴り、手足のしびれ、口やのどの不快感、頻尿、残尿感 等
精神的な症状としては…
イライラ、不安感、疎外感、落ち込み、やる気が出ない、ゆううつになる、感情の起伏が激しい、あせりを感じる 等
こんな状態が続いてしまっては生活が楽しくないですよね?
身体の中の色々な機関や機能を制御する自律神経は貴方の生活を毎日陰ながら守って助けてくれる大切な存在です。
今の生活やお身体に満足していますか?
昔は元気だったのに…と落ち込んでいませんか?
年齢のせい、と諦めてはいませんか?
身体や心が病んでいるのなら、そこに名前を付けて悩みにしてあげましょう。
悩みであれば解決方法は必ずあるのですから!
当院の自律神経に対する施術とは
自律神経とは交感神経と副交感神経に分けられます。例えるなら交感神経は日中活動している時に働く神経で副交感神経はリラックスする時(睡眠時)に働く神経になっています。
現代人はストレスを多く抱えている為この交感神経と副交感神経のバランスが悪くなっています。特に交感神経が優位(身体がリラックス出来ていない状態)になっている事が多いです。
ですので当院の治療は副交感神経の働きを活発にして身体をリラックスにさせる事を目的とした治療を行なっており、「全調整鍼」という治療があります。この鍼治療は従来の鍼治療とは違い「本治法」と言い身体の不調や痛みに対して体質を根本から変えていく鍼治療になります。手足のツボを使用して本来自分が持っている自己治癒力を最大限まで高めて身体の中の気の滞りを無くしていく事で、全身に血液を回しストレスや痛みに対して耐えやすい身体作りをしていき自律神経の乱れを改善していく治療です。実際治療を受けられた患者様から「治療中に身体が暖かくなり、治療後にはいつもよりよく眠れた!」とのお声を頂く事が多いです。
その施術を受けるとどう軽減するのか
外的刺激により脳に情報が送られ、その後筋肉へ指示が送られる為、脳がリラックスしていれば筋肉にリラックスするように指示を送ることができます。
ストレス社会である現在、脳は常にストレスを感じていたりし、リラックスすべき刺激にも緊張してしまう事が多々ありますが、脳からリラックスさせてあげられると同じ治療でも身体に出てくる反応が変わります。
例えば、交感神経と副交感神経がバランスよく整う事で、交感神経優位だと起こる頚・肩・背中・腰の硬さや張りを取ることができたり、内臓機能の調子を整えることもできます。また副交感神経優位で起こる頭痛や吐き気・下痢・やる気が起きずボーっとする事が多いなどの症状を改善させることもできます。脳を活性させ自律神経が整えることができれば、昼間の疲れも夜の睡眠でしっかり回復でき、朝のスッキリ感があり気持ちよい目覚めが得られます。
筋肉や神経など身体と密に繋がっているからこそ、このように脳をリラックスできるよう促してあげる事が必要と考えています。
施術頻度はどのくらいか
自律神経失調症の治療ですが、やはり1度やっただけで改善するものではありません。定期的に治療をしていく必要があります。
理想は毎日でもやってほしいのですが、、、お仕事や学校、部活など忙しい毎日を送っている方も多いと思います。
そういう方は週に2〜3回程のペースでも問題なく改善していくと思います。
施術時間も数分ですので時間に追われている方でも受けていただけます。
日頃、痛みやダルさなど理由の分からない症状に悩まされている皆様、ぜひ当院の治療を一度体験してみたくださいね!
自律神経関連でよくある質問と回答①
Q.そもそも自律神経とは何のことでしょうか?
A.ご質問ありがとうございます。
まず、身体中に張り巡らせている神経は大きく「中枢神経」と「末梢神経」に分かれます。中枢神経は脳と脊髄を指し、末梢神経は運動神経と自律神経に分かれます。
さらに自律神経は「交感神経」と「副交感神経」に分かれます。交感神経は内臓や脳を活性化し、緊張や興奮の状態にします。一方、副交感神経は心を落ち着かせ、休息やリラックスの状態に導きます。この交感神経と副交感神経は、シーソーのような関係にあり、一方が強く作用するともう一方は弱くなる特徴があります。
自律神経関連でよくある質問と回答②
Q.自律神経のバランスが乱れた時にはどのような症状が出るのですか?
A.ご質問ありがとうございます。
「自律神経が乱れた時」ということは、「興奮の神経とリラックスの神経のバランスが乱れた」ということになります。この場合、不安や緊張感が高まったり、吐き気、多汗(異常な汗)、ほてり、動悸、息切れ、全身のだるさ、頭痛、めまい、不眠など、様々な症状が多く見られます。
さらに症状の出方には個人差があり、内臓の機能にも影響を及ぼす可能性もあります。例えば、神経性胃炎、過敏性腸症候群、自律神経失調症などが挙げられます。
自律神経関連でよくある質問と回答③
Q.『自律神経失調症』という疾患名をよく耳にするのですが、どんな疾患なのですか?
A.ご質問ありがとうございます。
自律神経失調症になると身体的にも精神的にも症状が出てきます。身体的には、だるさ、めまい、偏頭痛、動悸、ほてり、不眠、便秘、下痢、微熱、耳鳴り、手足のしびれ、口やのどの不快感、頻尿、残尿感などがあります。精神的には、イライラ、不安感、疎外感、落ち込み、やる気が出ない、憂鬱になる、感情の起伏が激しい、焦りを感じるなどの症状が表れます。これらの症状は特に原因が思い当たらないうちに出てくることが多いため、自律神経失調症になっている可能性があります。
自律神経関連でよくある質問と回答④
Q.自律神経のバランスが乱れた時は、どのようなセルフケアができますか?
A.ご質問ありがとうございます。
自律神経を整えるためには、食事や睡眠・休息、仕事など日中の活動のバランスを意識して、生活リズムを整えることが大切です。 バランスの取れた食事と十分な睡眠をとり、適度な運動を心掛けましょう。現代では6時間以下の睡眠のことを『ショートスリーパー』といいますが、睡眠は7時間以上取ることをおすすめします。
仕事を頑張ることは大切ですが、働き過ぎたり無理をしたりしないようにすることも必要です。
自律神経関連でよくある質問と回答⑤
Q.自律神経が乱れているときに自分で確認できるチェックリストなどはありますか?
A.質問ありがとうございます。
確かにセルフチェックできると便利ですね!いくつかご紹介しますので、参考になれば幸いです!
① 睡眠不足である
② 最近仕事や勉強、運動の成績が良くないため悩んでいる
③ 昼夜逆転生活を送っている
④ 食事はスピード重視で食べないときもある
⑤ 生活面などで環境が大きく変わった
⑥ 息切れするほどの運動をしていない
⑦ 疲労感はあるのに眠りにつけない、夜中に起きてしまう
⑧ 季節の変わり時には決まって風邪のような症状が出たり体調を崩すことが多い
当てはまる項目が多いほど自律神経が乱れている可能性があります。