足関節捻挫
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みなさんは、スポーツや日常生活を送っている最中に、足首を捻ったことはありますか?この“捻った”は医療用語で言うと《捻挫》と表します。
みなさんは《捻挫》をしてから
足首の外側が痛み続けている
なかなか腫れがひかない
1回目以降、繰り返してしまう
寒くなると違和感がある
など、このようなお悩みはありませんか?
特に《捻挫》は痛みが引くと動かせてしまうため、軽くみられがちです。しかし、受傷後のケアが今後に関わってくる重要な怪我なのです。 -
足関節捻挫に対する当院の考え
先ほど「捻挫は受傷後のケアが今後を左右する」と、お伝えしましたが当院では《捻挫》という怪我を、それぐらい重要なものと考えています。
《捻挫》を起こした後、“安静・冷却・圧迫・挙上“という『RICE処置』を丁寧に行っている方は、どのぐらいいらっしゃいますか?よく、スポーツ現場などで行う怪我に対する処置法ですが、一般的には浸透していないのが現状です。しかし、この『RICE処置』をしっかり行ったかどうかで、受傷後の回復スピードが明らかに違い、繰り返しの《捻挫》に繋がる率が変動する。と当院では考えています。 -
足関節捻挫を放っておくとどうなるのか
《足関節捻挫》をしたあと、何もケアをせずに放っておくと
・腫れが増す
・痛みが引かない
・繰り返し発症してしまう
・骨折に気づかず放置することで骨が変形
などの“後遺症”となるものが残りやすくなってしまいます。《足関節捻挫》で一番恐ろしいのは「骨折の合併」です。【捻挫=靭帯損傷】と捉えられがちですが、あまりにも捻る角度が大きかったり、ねじれが加わることで、“剥離骨折”を起こすことがあります。実際に整形外科でレントゲン写真を撮ることで分かることが多いので、骨が固まった時にはすでに変形している可能性もあります。 -
足関節捻挫の改善方法
《足関節捻挫》は、ケアを怠ると繰り返し発症しやすい怪我です。そのため《足関節捻挫》を受傷後、まず『RICE処置(安静・冷却・圧迫・挙上)』を徹底的に行います。ここでどれだけ徹底して行ったかで、今後の回復スピードに個人差が出て来ます。また、足関節の不安定性があると再発するリスクが上がるため、サポーター・テーピング・ギプスなど、怪我の状態にあわせて固定を行います。徐々に固定力の弱いものに移行していきます。固定を取り外した後は、脛の外側の筋力トレーニングを行い、自身の体づくりを行うことで再発を予防します。
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足関節捻挫の改善に効果的な当院の施術メニューは?
当院では《足関節捻挫》でご来院した患者様に、怪我の状態に合わせて施術内容をプランニングさせて頂きます。
「軽度」の場合、【RICE処置・テーピング固定】+整形外科の受診
「中程度」の場合、【RICE処置・電気療法・テーピング固定or包帯固定】+整形外科の受診
「重度」の場合、【RICE処置・電気療法・包帯固定】+整形外科の受診
このように、状態にあわせてプランニングさせて頂きます。
共通しているのは、例え軽症でも『整形外科の受診をして頂く』ということです。《足関節捻挫》は、腫れの具合と重症度が“完全に一致しない為“です。 -
その施術を受けるとどう楽になるのか
【RICE処置[安静・冷却・圧迫・挙上]】を行うことで、痛みの緩和・腫れの抑制・内出血の広がりを軽減といった効果を得られます。
【電気療法】では[ハイボルト・マイクカレント]の2種類の電気を流すことで、痛みの緩和・回復スピードをあげることが出来るため、完治までの期間を短くすることが期待できます。
【テーピング固定or包帯固定】では、状態によって[キネシオテープ・ホワイトテープ・包帯]を使い分け、固定力を変えて不安定性を解消します。 -
改善するための治療頻度はどのくらいか
《足関節捻挫》は、とても繰り返す割合が高い立派な『怪我』です。受傷直後から、[どのようなケアを・どのくらい高頻度で・スピーディー]に行ったかが、その後の重症度・回復力・再発率を決定します。もしスポーツ中や、日常生活で《足関節捻挫》を起こしてしまった方は、迷わず整形外科や接骨院などの医療機関を受診してくださいね!