今回は、今年の６月から通院をはじめられ、
当院で施術をさせて頂いている
『交通事故の患者様の症状』をご紹介致します。
当初病院で治療を受けるも、中々思うように症状が改善せず、
「辛い症状を話しても理解されない」との事から当院に来院されました。
初診時には、首の痛み、腰の痛み、ふくらはぎの痛みなど
全身に症状が現れていました。
首の痛みだけはその場で緩解したものの、
全身への施術は圧痛が著明なため行うことが出来ず、
まずは骨盤周りと肩周りを調整。
しばらく落ち着かせるためにも低刺激で治療を継続しました。
１ヶ月後、首の痛みはほぼ気にならない状態になられました。
続いて痛みが腰に感じやすくなってきたとの事で診てみると、
骨盤周りと足・肩周りにまだ異常があったので調整を行いました。
また足は圧痛が著明なため深くはアプローチできず低刺激で継続、
その他の部位には通常の刺激を加えることが出来ました。
この時、腰の痛みはその場では軽減するも、
数日後には戻ってしまうという状態が続きましたが、
これを継続したところ２週間後には足の圧痛が大分減り、
ご本人様も「気持ちいい感じ」とお身体の感じ方にも変化が出てきました。
しかし腰の痛みは残存しており、色々とお話を掘り下げて伺ったところ、
ヘルニアが２箇所あり、側湾症も昔から持っておられるとの事でした。
そのせいか反り腰の状態が強く、リラックスしようにも筋肉の硬直が強く、
回復もしにくいという状態が続いていました。
２ヶ月目に入ると、ようやく全身に
通常の刺激で施術を行うことが出来、調子が上向いてきました。
しかし上半身の歪みはまだ著明な状態で、
上半身の患部に直接アプローチをすると、圧痛も著明です。
３ヶ月目以降になると、直接患部にアプローチをかけることが出来、
徐々に良くなっていきました。
そして今現在、圧痛は落ち着き全身の症状も安定してきています。
施術も足首・腰部・両腕・首とポイントを絞って行い、
歪みを調整することで回復力が出てきたので安定してきました。
このように、交通事故後の状態は、
最初に強い衝撃を受けることで全身が異常に硬直し、
辛い部分を触ることが出来ないケースが沢山あります。
また、痛む部分が強いので周りに負担をかけてしまい、
自然回復力はとことん低下し、治りを遅くしてしまう事もあるのです。
”交通事故の痛みは後に残りやすい”と言われますが、
きちんと全身の異常をチェックして全身の状態を良くしていくことで
回復はとても順調に進むことが期待できます。
しかし筋肉・関節の異常を放置したり、少しの痛みだからと治療しないでいると、
後に痛みが現れやすくなったり、ずっと痛みが継続してしまいます。
このような最悪のケースでお悩みの方も多いのです。
もちろんそのような方でも、治療すれば良くなっていきますが
回復力がとても低下しているので時間がかかってしまいます。
もし現在、交通事故による痛みがあったり、
放置してしまっている痛みや状態がありましたら、
早めに治療することが大切です。
「今、体が動くから大丈夫。」と思っていると、
この先動けなくなってしまう事が、一番大変なことですので、
予防・治療・メンテナンスの意識を持って日々過ごしていきましょう！
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二和向台駅前整骨院
