腰痛関連Q&A
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腰痛関連でよくある質問と回答①
Q.テレビなどでよく見る「ぎっくり腰」とは、どんなことを言うのですか?
A.ぎっくり腰とは、腰の状態がよくないまま使用し続け、いつの日か突然腰に激痛が走ることを言います。例えば、重い物を持ち上げる作業が多い方、腰に負荷がかかるスポーツをやっている方、などでは使いすぎ(OVER USED)などが原因となりやすいです。当院で行う治療としては、痛みが出ている間はとにかく痛みをとる施術をおこないます。最も即効性があるのは鍼です。ぎっくり腰によって緊張状態にある筋肉に鍼を打ち、緊張を解きます。もし鍼に恐怖心がある方には、痛みをとりながら筋肉の緊張を少しでも緩和する治療用モードでEMSという電気療法を行い、経過をみます。 -
腰痛関連でよくある質問と回答②
Q,腰に痛みが出た時,冷やすのと温めるのはどちらが良いのですか?
A,腰痛が起きた当初は、腰の筋肉に微細断裂が起こっている事がほとんどで,目に見えないほどの出血があることもあります。また、ヒトによっては寝返りが打てないほどの痛みを伴うこともあります。こんな時に痛みのある部分を温めてしまうと出血量が増えたり痛みを強くさせてしまったりと、状態を悪化させてしまいます。そのため痛みが出てから2日間程は“冷やす”のがもっとも大切です。この際に“消炎鎮痛剤”が含まれる湿布だけではなく、氷やタオルで巻いた保冷剤などで冷やすことが重要です。 -
腰痛関連でよくある質問と回答③
Q,腰に負担をかけない寝方ってありますか?
A,腰痛を訴える方で特に多く聞くのが,「朝,起きた時に痛みを感じた」というお声です。特に仰向けで脚を伸ばした場合,骨盤を引っ張る力がかかってしまい,かえって腰を痛めてしまいます。そのため仰向けに寝る場合は,膝を曲げて腰や骨盤に負担がかからないような姿勢をとるようにします。膝を曲げるのが難しい場合は,膝の下にクッションや太めに巻いたバスタオルなどを入れることで改善できます。またこの方法では背骨のリラックスした状態にもなるので,背中への負担を減らすことも出来ます。ちなみに使用するクッションなどの硬さは柔らかいよりは硬めの方がオススメです。 -
腰痛関連でよくある質問と回答④
Q,腰痛の原因って,そもそも何が原因で起こりやすいの?
A,腰痛が起こる原因として,先天異常や側彎症,腰椎分離症などの成長に伴って起こるものや,変形性脊椎症,椎間板ヘルニア脊柱管狭窄症,変性すべり症などの加齢により生ずるもの,腰椎骨折や脱臼などの外傷、カリエスや化膿性脊椎炎などの感染や炎症によるもの、転移癌などの腫瘍によるものなどがあります。
また直接腰が原因ではない場合もあり,尿管結石などの泌尿器の病気、胆嚢炎や十二指腸潰瘍などの消化器の病気、変形性股関節症などの腰以外の,内科疾患や整形外科の病気によるものもあります。 -
腰痛関連でよくある質問と回答⑤
Q,腰痛予防でストレッチをしたいんだけど,腰のストレッチで何かいいのある?
A,もちろんありますよ!ただ,腰のストレッチと言っても腰に関わっている筋肉は沢山あるので,伸ばしてほしい筋肉を3つ伝えさせて頂きますね。特に伸ばして頂きたい筋肉は①腸腰筋,②腰方形筋,③脊柱起立筋です。①腸腰筋は腹筋の代表的な筋肉で,この筋肉が硬くなると反り腰や,骨盤の歪みの原因になります。②腰方形筋は腰椎を支えているコルセットのような筋肉です。この筋肉が硬くなると捻りの運動で痛みが出やすくなります。③脊柱起立筋は,背骨に沿ってついていて,主に体を起こす筋肉です。この筋肉が硬くなると腰が曲がった状態から起こすのが難しくなり,猫背などの原因になります。この3つの筋肉を伸ばすストレッチは当社で配信しているYouTube「Curacionチャンネル」をご覧ください!