手足のしびれ
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痺れとは神経症状のひとつで、大きくわけて
①運動麻痺(動かしにくい、力が入りにくい)
②感覚の低下(熱い冷たい等に鈍い)
③知覚異常(何もしてなくても正座後のジンジンズキズキする)
があります。ペットボトル等のキャップの開け閉めが大変
着衣脱衣においてボタンの留め外しが上手くできない
小銭を出すのが大変
脚がスムーズに出せない
段差につまずく
脚の接地している感覚が左右で違うくこのような症状はありませんか?
症状が強くなれば指先にものが触れるだけでビリビリッと痛みが走ったり、少し力を入れただけで電気が走ったように感じてしまうようになります。 -
手足のしびれにおける当院の考え
しびれは2種類あり、「運動麻痺」という力が入りにくくなる痺れとと、「感覚異常」というビリビリする痺れがあります。また「運動麻痺」か「感覚異常」のどちらかのみが起こる場合と、両方同時に起こる場合があります。
「運動麻痺」が起こる場合は、脳から出ている運動神経に障害が起こり、手足の筋肉に指示が伝わらず思い通りに力が入らなくなったり、動きが鈍くなります。
「感覚異常」が起こる場合は、脳に伝える神経に障害が起こり、ビリビリとした感覚が続くのが特徴的です。
どちらの神経にも傷つく原因は多くあり、
①ビリビリという電気が流れる様な場合は神経自体が異常興奮を起こしている状態。
②服がこすれるだけでも激しい痛みが出る場合は脊髄が異常を起こしている状態。
③深部が疼くような場合は血流が異常低下し、交感神経が緊張している状態
以上が考えられますが、場合によっては脳が障害されている可能性がある為、注意が必要です。 -
手足のしびれを放っておくとどうなるのか
しびれは不愉快な感覚ではありますが、痛みほど日常生活に支障がないとおっしゃる方、支障が出ていても大したことないと放置される方が意外に多いのです。
しかし、しびれを甘くみてはいけません。何日も間が空いてしびれの症状が強くなったり、しびれの範囲が広がる、灼熱感が出たりすると危険なサインです。
正座をした後の足のしびれのように、時間とともに消えてしまうしびれはあまり心配ありません。
神経や筋肉疲労のしびれが危険です。放置すると、足に流れる血液は年々減って症状は悪化していきます。はじめは、しびれ、冷感だった足が、痛みを感じるようになったら、黄色信号。皮膚の色が悪くなってきたら赤信号です。
早期回復のためには早期治療が必要ですので、しびれが少しでもある方はご相談下さい。 -
手足のしびれの軽減方法
前述したように放っておくと危険な痺れですが、どうしたら改善していくのかを話していきます。
まず、痺れが出ている原因がどこにあるのかを考えなくてはなりません。それにより改善方法が変わってくるのです。
例えば、原因が骨の並びが歪む事で神経にストレスがかかり起きている場合は、歪みを元の正しい状態に戻し、負担を分散してあげ、骨を支える筋力が弱い方はそこから筋肉をつけてあげることも重要となります。
他にも、日常生活でパソコンや家事、スマホの使い過ぎなどによる手の痺れや、足腰をよく使う、もしくは長時間の同じ姿勢により筋肉を酷使し神経を圧迫して痺れが出ている場合だと、原因となる筋肉とその周りをほぐし、緩めてあげる事で改善へと繋がります。
このように多くの症状は原因を見つけ施術を行うことで改善しますが、左右で感覚が違う、筋力の低下が見られる、片側の手足が痺れるなどといった場合は整形外科を受診することをお勧めします。 -
お勧めする手足のしびれに効果的な施術メニューは?
手足のしびれの改善に効果的な当院の施術メニューは
①骨格矯正
②鍼治療
③EMS
となります。①は、上記でも述べたように骨の並びが悪くなることにより筋肉は伸びて硬くなるだけですが、神経は伸びることなく引っ張られてしまう為、痛みやしびれが発生します。その原因になっている歪みを解消する事でしびれを根本から解消していく施術です。
②は、手の届かない奥深い筋肉に刺激を与える事により凝り固まった部分の血流を促進し筋肉をほぐしていくことが目的になります。鍼治療の最大の目的は【質の改善】です。筋肉の質を変え柔らかく保つこと、体質を変え血行を良くすることが出来る施術です。
③は、筋肉の硬さを取る事、そして弱ってしまった筋肉を鍛える事で骨格の安定を計り、しびれの原因になる骨格の歪みを出しにくい状態を作り上げる事が出来る施術です。
一つだけではなく色々な施術を組み合わせる事でより速い症状改善を行う事が可能になります。
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軽減するために必要な施術頻度は?
改善する為に必要な通院頻度ですが、当院が勧めているペースは症状が落ち着くまでは週に2~4回、多い方だと毎日、落ち着いてきたら週に1回・2週に1回など様子を見て患者様と相談しながら決めていきます。しびれの度合いや部位により改善するまでの期間が人それぞれ変わってきますので、お気軽にご相談下さい。